ディスコグラフィー

Yoko Nishii plays Sergei Rachmaninov
西井葉子 プレイズ セルゲイ・ラフマニノフ

2020年7月15日リリース♪

こちらのサイトからご購入いただいた方には、
直筆サイン入りCDをお届けします。

【定価】1枚 3,300円(税込)

『レコード芸術』2020年10月号(9月19日発売)にて準特選盤に選出されました。→記事を読む

2020年10月より12月末まで、ANA(全日空)国際線の機内『ANA SKY CHANNEL』に、CD『Yoko Nishii plays Sergei Rachmaninov』が搭載されました。


【収録曲】
セルゲイ・ラフマニノフ:
● 前奏曲 嬰ハ短調 Op. 3-2『鐘』
● リラの花 変イ長調 Op. 21-5
● 前奏曲 ハ長調 Op. 32-1
● 練習曲『音の絵』 ハ長調 Op. 33-2
● 前奏曲 ロ短調 Op. 32-10
● 練習曲『音の絵』 ニ長調 Op. 39-9
● 前奏曲 ト長調 Op. 32-5
● 練習曲『音の絵』 変ホ短調 Op. 33-6
● 前奏曲 ト短調 Op. 23-5
● 前奏曲 変ロ長調 Op. 23-2
● ひな菊 ヘ長調 Op. 38-3
● ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op. 36(1931年改訂版)

【演奏】西井葉子(Piano)
【録音】2020年1月5-9日@新潟県十日町市、越後妻有文化ホール「段十ろう」
【使用楽器】1912年製ニューヨーク・スタインウェイ(CD368)
【企画制作】タカギクラヴィア株式会社
【発売元】T&Kエンタテインメント株式会社
【販売元】コロムビア・マーケティング株式会社
【助成】公益財団法人 岡田文化財団
【発売日】2020年7月15日

 ~このアルバムに寄せて~

  いつか必ず録音したいと思っていた作曲家の筆頭が、ラフマニノフでした。幾重にも折り重なった旋律が心の襞に入り込み、心がふるえ、奮い立ち、解き放たれるような音楽。その強烈な内なる魂による霊感に満ちた音楽は、魂に直接訴えかけてきます。沢山の素晴らしいピアノ曲が残されていますが、このアルバムには、長年弾いてきたラフマニノフの傑作『ピアノソナタ第2番』をメインに、様々な魅力を放つ『前奏曲』や『練習曲』を展覧会風に並べ、彼自らが歌曲をピアノ用に編曲した美しい小品『リラの花』『ひな菊』も収録しました。
  録音にあたって、今回も、タカギクラヴィアの高木社長のご厚意により、素晴らしいピアノを使わせていただきました。ドラ・ペヤチェヴィッチの録音や伊勢神宮での奉納演奏でも使わせていただいた1912年製ニューヨーク・スタインウェイ(CD368)です。ラフマニノフの壮大で宇宙的な広がりをもつ音世界を、まさに同時代に活躍していた、このヴィンテージ・ピアノの音の魅力と併せて、お楽しみいただけたら幸いです。
  このCDを制作するにあたり、ほかにも沢山の方々から温かいご支援・ご協力を賜りました。関わってくださった全ての方々に、心より感謝申し上げます。特に、私の嘗ての留学先クロアチアのホストタウンとして知られる十日町市の方々には、多大なご支援を賜りました。十日町市は、2002年のサッカー日韓ワールドカップ以来、クロアチアとの友好関係を大切に深めている町ですが、そのような町で録音させていただく機会に恵まれたことは、クロアチアが第二の故郷と言える私にとって、本当に特別で幸せなことでした。このCDが日本とクロアチアの更なる友好関係の発展に繋がることを願っています

  追記。 2020年1月新年早々に、このアルバムの録音を行いましたが、その頃は、コロナウィルスのために、世界中がこのような危機に直面することになるとは思いも寄りませんでした。世界中が未曽有の困難に見舞われている現在、このラフマニノフの音楽、とりわけ、彼の音楽の代名詞とも言える鐘の音が、平穏時よりも一層美しく哀しく響くように感じられます。一日も早く、世界中の鐘の音が再び明るく響きますように。

2020年3月 西井葉子

このCDアルバムの録音・制作・発行は
公益財団法人 岡田文化財団の助成により
実現することができました。
また、十日町市クロアチアホストタウン推進事業として
ご支援・ご協力を賜りました。
心より感謝申し上げます。